耕作放棄地が増える最大の要因は「農家の高齢化と後継者不足」だと言われています。
農水省の調査によると、2015年の農業就業人口は197.7万人だったのに対し、2020年は152万人となり、5年間で約23%減少しています。また、49歳以下の農業従事者は2015年には13.8万人だったのに対し、2020年には約42%減の8万人になっています。
農業就業人口が減ると耕作放棄地が増えるわけですが、最大の原因は「儲からないから」に他なりません。
国内の農業生産量が減少すると食料自給率が下がります。昭和40年(1965年)に73%あった日本の自給率は、令和2年(2020年)には37%(カロリーベース)まで低下しています。それは、輸入への依存という大きな問題につながり、低価格の輸入品→国産価格の下落→儲からない農業→廃業・離農→耕作放棄地の拡大と日本の農業は悪循環の一途をたどるわけです。当然耕作放棄地は、条件不利地を中心に広がっていきます。