“次世代に美田を残す”

有数のリゾート地として全国に名を知られるこの地域でも、中山間地ゆえの人口流出に伴う過疎化・高齢化は深刻な状況にあり、農業に関しても、専業農家の後継者は激減、条件不利地では耕作放棄が急速に拡大し、地域によっては壊滅的な状態にあるなど、様々な課題があります。

なぜ日本の農業は衰退しているのでしょうか?
都会に就職した子供が帰ってこない(戻っても一定の収入を得る手段が見当たらない)ため後継者がいない→親世代の高齢化→生産力の低下→耕作放棄値の増加…。
かつて集落に響いた子ども達の声もまばらで集落の行事も成り立たない。今や日本全国どの中山間地域でも抱える共通の現象で、中山間地域の暮らしは疲弊し限界に達しています。

中山間地域の再生には、やはり第一次産業の振興が“肝”になります。例えばバラエティに富んだ地域資源を「宝」として活用することができるなら、経営規模の拡大だけに頼らない収益力のある農業を実現できる可能性を秘めています。
「夢がまだあるなら、お金が無いのは我慢できる」。30年後の次世代の笑顔を信じつつ、私たちは共助のチームで挑戦し続けます。

魅力ある農業、夢づくりへの挑戦。
-30年後の豊かな暮らしを描いて-

行政の「地域再生」ビジョンは全国一律に描けても、それを具現化するのは、強い志を持った人々が立ち上がっ
た地域にしかできません。
その地域とは都市部近郊ではなく中山間地域。限界集落などといわれ、今の中山間地域の未来はとても暗い…。
中山間地域の最大の資源は農業と観光。中山間地域の未来を切り拓くためには、農業の収入の向上が必要不可欠です。「やらざるを得ない」環境を持った地域にしか強い意志は育ちません。

私達は、“共助”のチームを構成し、
地域の農産品のブランド化にチャレンジしています!

どんなに個人のパフォーマンスが高くても、どんなに優れた農産品を作っても、今までは販売価格の決定権は生産者にはありませんでした。自分で販売価格を決め、新たな販路に挑戦すると、専門外のさまざまな問題に直面します。それをひとりで解決するのには限界が…。そこで“共助“のチームが必要なのです。
得意な人が得意な分野を担当し、それぞれが専門業務を提供しあうチームを作ることがこのプロジェクトの基本です。そして、目的はもちろん「個々の収入増」です!!

「食べてもらう=買ってもらう」
マーケティングを学ぶ

農業に限らずあらゆるサービスは「顧客」がいて初めて価値が生まれます。最終目標が「出荷する」ことではなく「食べてもらう=買ってもらう」ことになれば、常にニーズを引き出す工夫をし、「満足頂く」にはどうしたらいいかを考えることができます。
農産物を作ることはとても大変。でも「売る」ことは実はもっと大変。目指すのは、農業と流通・加工そして飲食との連携、すなわち「農と食」の統合・連携です。

定 款

私たちは、すべてのステークホルダー(住民・生産者・事業者・行政・学界)の、様々な協働(プロジェクト)によって、生活再建と農業所得倍増を実現するため、これまで課題要因として捉えられてきた地理的・気象的条件等を、他の地域にはない優位性として捉え、古くから自然と共生してきた伝統的な食と暮しや文化、生活のあり方などを見直すことで地域の活力を再生し、今まで試みられてこなかった様々な取組みを通じて佐久地域の第一次・第三次産業の振興を図り、地域社会の利益の増進を目的としています。